後悔しない選び方がわかる!マイホームの場所と土地選びの基準まとめ

  • マイホームを建てる際の場所選びの基準は?
  • 場所選びの注意点が知りたい!
  • 理想の土地は見つけることができるの?

今回はこのような声にお応えします。

マイホームを計画する初期の段階で悩むことが多い場所(エリア)・土地選び

理想とする場所・土地を見つけるのはかなりの時間と労力が必要ですよね。

場所・土地選びの基準は様々でライフスタイルによって大きく変わってきます。

今回は自分に合った場所選びができるよう、選び方の基準をリストアップしていきます。

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目次

利便性で考える場所選びの基準

マイホームを中心に生活が決まることを考えると利便性は欠かせないですよね。

子どもと一緒に生活することから老後の生活まで考えて場所選びをしていきましょう。

人生のプランを具体的に立てておくのもおすすめです。

実家との距離

実家との距離が近い場合は子育てでメリットになることが多いです。例えば、子どもが体調を崩して学校を休むなど急な出来事に対応しやすくなります。

また、実家に帰りやすいという利点もあります。

さらに、老後には両親の介護をすることもあるので実家に近いことで安心感も得られます。

教育施設・医療施設が近くにあるか

子どもがいる場合、子どもの生活もライフスタイルに大きな影響があります。小学生と中学生だけでも9年間あるので過ごしやすい環境を整えることは大切です。

待機児童の問題は最近多く取り上げられていますね。

  • 保育所、幼稚園は十分にあるか
  • 小学校、中学校は近くにあるか
  • 大きな病院が近くにあるか

その他にも公園が近くにあると子どもの遊び場として便利です。

交通の利便性

通勤や通学で公共交通機関を利用する場合は交通の利便性も大きなポイントです。

10分、15分でも毎日の往復になるとかなりの時間になるのでなるべく近くを選びたいところです。

一方で、大きな駅から近い場所だと騒がしくなり住環境に悪影響が出てしまいます。

十分に注意して自分に合った場所を選ぶようにしましょう。

その他施設

生活の利便性に関わってくる施設をまとめます。自分のライフスタイルに合わせて選びましょう。

  • スーパー
  • ホームセンター
  • 飲食店
  • 役所
  • 銀行
  • 郵便局

住環境が整っているか

住環境には騒音・悪臭・景観・防犯などがあります。

繁華街や線路に近い場所は騒音が気になりますし、工場や飲食店に近い場合は悪臭が問題になります。

自然環境が眺められる景観はリラックス効果があります。また、安心・安全な生活をしたい場合は地域の治安も気になるところです。

騒音・悪臭・景観・防犯などの住環境は自分で調べるよりも、その地域の不動産屋さんに聞いてみるのが効率的です。

不動産屋さんは賃借人からのクレーム対応も行うことが多いので、その地域に住んでいる人の意見を間接的に聞くことができます。

建築の視点で考える場所選びの基準

利便性以外にも建築の視点で場所を決めることも重要です。建築の要因で費用が高くなったり建てられる家の面積が小さくなったりすることもあります。

利便性が良い場所でも理想の生活ができる家が建てられなかったら残念ですよね。

ここでは、そのような視点で場所・土地選びの基準をまとめます。

液状化の可能性を確認する

ハザードマップではその場所の液状化発生の可能性を調べることができます。

建築構造において地盤が強い・弱いというのは、液状化が発生するかどうかで判断します。

液状化が発生してしまうような場所は地震が起きたときに、地盤が沈み建物が傾いてしまいます。

マイホームの周辺の建物が機能しなくなると困りますね。

さらに、液状化が発生しそうな場所では地盤補強工事を行いますが、かなりの費用が発生します

土砂崩れの可能性を確認する

ハザードマップでは土砂崩れの可能性も調べることができます。

土砂崩れの危険性が高い場所では、土地の傾斜や近くに崖がある可能性があります。

土地の傾斜が大きいと平坦にならすための土工事が発生し、費用が余分に発生することがあります。

また、近くに崖がある場所は建築を規制する条例に引っかかることもあり、何より建物の安全性に不安が残ります

用途地域

マイホームを建てようとする場所には用途地域が定められていることがほとんどです。

用途地域によってそのエリアで建物の種類や規模の制限がされています。

例えばこのエリアでは工場は建てられません、こっちのエリアでは大きな商業施設は建てられませんといった具合ですね。

用途地域は全部で13種類あり、住居系・商業系・工業系の3種類に大きく分かれています。

用途地域を把握しておくことで、周辺の建物の種類や環境を大まかに想像でき、場所選びの効率が上がります。

防火規制

市街地では防火地域準防火地域といった規制が設けられていることあります。

建物が密集する場所では火事による延焼を防止しようとする規制です。

防火地域・準防火地域では建物を耐火建築物・準耐火建築物にする必要があり、一般の建物よりも高い性能が求められます。

高性能な分、費用が多くなるということですね。

敷地の条件

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敷地の条件によって建てられる建物の規模間取りが大きく変わってきます。

敷地の形状や道路の方位・数・幅員、地域の条例など多くの要因がありますが、どれも複雑で理解するのが大変です。

設計に関する内容はハウスメーカーや工務店・設計事務所に相談するのが最も効率的です。積極的に利用しましょう。

直感的に敷地の良し悪しを把握する方法として、敷地周辺の建物を見に行く方法があります。玄関やバルコニーの位置など似たような建物が完成することが多いので、余裕があれば見に行くことをおすすめします。

場所・土地選びの心構え

マイホームの場所や土地選びの基準についてまとめてきましたが、全ての条件を満たす場所に出会うのはかなり難しいです。

条件の良い土地はすぐに売れてしまうことも多いですね。

どうしても譲れない点と妥協点を見極めながら、満点ではなく合格点を目指すつもりで場所と土地を選びましょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回は後悔しないためのマイホームの場所と土地選びについてまとめました。

たくさんの選び方の基準があり、ライフプランも踏まえて考えます。

一生に1度のイベントなので慎重になりますが、事前に知識をつけて後悔のない選択をしましょう。

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この記事を書いた人

建築設計事務所に4年以上勤務し、培った知識や経験を実体験に基づき分かりやすく発信していきます。「楽しく安全な暮らしがしたい」「建築士の資格を取得したい」そんな想いを持つ人たちの助けになれるよう、ブログを運営しています。【保有資格:一級建築士】

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