あなたの防災リュックは大丈夫?必要な中身リストと正しい準備方法

  • 防災リュックの中身は何を準備すれば良い?
  • 何日分を用意するのが正解?
  • 防災グッズで必須のものとそうでないものが知りたい!

今回はそのような声にお応えします!

近年、日本各地で災害が発生し、防災への意識が高まっていますよね。

皆さんは防災リュックの用意は十分でしょうか?

用意するものが多く、優先順位がつきにくいです。

ここでは、防災リュックに入れるべきグッズや防災リュックの作り方をまとめます。

目次

防災リュックの大きさ

防災リュックの大きさは30L前後が目安です。

重さに換算すると防災グッズを入れた状態で7kg〜13kgを目安に考えましょう。

7kgは誰でも背負える重さですが、10kg以上になると体力のある人でないと大変な重さです。

リュックが大きくても、防災グッズをしっかり選ぶことで持ち運びしやすい防災リュックを作ることができます。

防災リュックを作った後、実際に重さを量ると良いですね。

何日分の生活用品が必要?

防災リュックは少なくとも3日以上の生活ができるように作ることが重要です。

災害が発生した直後から3日(72時間)は人命救助と道路の復旧が重視されます。

人命救助のタイムリミットが72時間であることが理由です。

そのため、避難所への支援が本格化するのは4日後以降になります。

避難所でもらえるもの

避難所の防災倉庫にはトイレ、発電機、受水槽、食料、飲料水、毛布などが備えられています。

その中で、食料、飲料水、毛布が個人用として配布されます。

避難所の防災倉庫には必要最低限のものしか備えられていないと考えて、防災リュックを用意しましょう。

避難所の受け入れ人数にも限りがあるので、自分自身で3日間を生き延びることを想定しておくと安心ですね。

防災グッズリスト

防災グッズには移動や非常時や緊急用のもの生活必需品飲料水や食料の3つに分けられます。

それぞれ一覧でまとめたので参考にしてください。

特に重要で、防災リュックに必ず入れておきたいものは星3つ()で表現しています。

その他の防災グッズも、人によっては必須であったり必ず役に立つものばかりです。

必要に応じて防災グッズを選び、自分なりの防災リュックを作ると良いですね。

停電、断水、屋外などあらゆる場面を想定しておくことが大事です。

非常時や緊急用のもの

用品重要度詳細・利用ケース
LEDライト夜間避難時や避難所での照明に必要
雨具雨天時の避難所への移動に必要
ホイッスル移動時や避難所でトラブルに巻き込まれた場合に救助を呼ぶ
軍手・グローブガラスや家具が飛散した被災地で安全に移動する
ヘルメット避難所への移動に使用
ハザードマップ災害の種類に応じて安全な場所が記載されている
救急医療セット災害時には医療のひっ迫が考えられるので自力で手当する
携帯ラジオ停電が長期化する場合はスマホが使えなくなるので重宝する
メモ帳余白の部分に家族の連絡先等をメモしておくと良い
油性マジック持ち物に名前を書く場合が多いため
現金災害直後は電子決済ができないため
身分証のコピーいざという時に銀行からお金を引き出せる
使い切りカメラ被害状況を残すことができる
家族の写真身元の判断や避難先の支えになる

救急医療セットには絆創膏・傷パッド・包帯・ガーゼ・消毒薬・常備薬・体温計・ピンセット・爪切りは最低限用意しておきましょう。

生活必需品

用品重要度詳細・利用ケース
歯磨き誤嚥(ごえん)性肺炎の防止
非常用トイレ断水時にトイレが使えなくなるため
着替え・タオル水濡れ・汗対策
寒さ対策使い捨てカイロ・防寒着・アルミポンチョ
暑さ対策うちわ・扇子・ハンディファン・簡易冷却剤
身体補助用品メガネ・コンタクト・補聴器・杖・持病の薬など
入浴・洗濯用品ボディーシート・ドライシャンプー
感染症対策マスク・ティッシュ・ウェットティッシュ
電気機器モバイルバッテリー・充電機器・延長コード
乾電池LEDライト・携帯ラジオ・モバイルバッテリーに使用
LEDランタン避難所での照明
ポリ袋ゴミ袋や備品管理
生活道具ハサミ・粘着テープ・サランラップ
寝具毛布・寝袋
就寝道具アイマスク・耳栓・空気枕
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専用の生活必需品

用品重要度詳細・利用ケース
乳幼児・子供用品ミルク・哺乳瓶・ベビーフード・おむつ・おもちゃ
女性用品生理用品・ヘアゴム・ヘアクリップ・マスク・ハンドクリーム
介護用品常備薬・大人用おむつ・避難補助器具

避難所ではメンタルケアも大事です。

乳幼児のおもちゃやハンドクリームはメンタルケアに役立つアイテムですね。

飲料(給水)・食料

用品重要度詳細・利用ケース
飲料水・洗浄水生命維持に必要
給水袋避難先に給水施設がある場合は重宝する
ゼリー飲料飲料水と食事を兼用できる
スポーツドリンク粉末で水に溶かすタイプが良く、夏季の塩分補給に役立つ
主食パン・アルファ米
嗜好品甘味・お茶
食器・カトラリー使い捨て割り箸・スプーン
食品加熱用品火や電気を使わないタイプの発熱剤もある

飲料水・洗浄水はどのくらい必要?

生命の維持に1番大事と言われている水ですが、飲料水と生活用水を含めると1人1日あたり最低3L必要です。

3日分を用意しようとすると3L×3日=9L必要になります。

重さにすると9kgなので、防災リュックの重さを考えると9Lも持ち運べないのが実情です。

防災リュックの重さの目安は7kg~13kgでしたね。

自宅で避難生活をすることも考え、持ち運ぶ用と自宅保管用を用意しておくことをおすすめします。

持ち運ぶ飲料水

水は重量が重いので水以外の必需品を考えてから残り運べる分の重量を水に充てる考え方もあります。

避難所で非常用水がもらえると想定して、飲料水500mL×3日分+ゼリー飲料は最低でも防災リュックに入れましょう。

夏場など季節によってはより多くの飲料水を用意したり、子供や女性が持ち運べる量を考えながら防災リュックの中身を決めると良いです。

避難所までの移動距離と時間も大事ですね。

一般の飲料水と長期保存水の違い

防災リュックに保存する飲料水は一般の飲料水でも良いのでしょうか?

確かに、防災リュックの水は賞味期限10年〜15年の長期保存水が一般的ですよね。

一般の飲料水と長期保存水の違いをまとめます。

水の品質に違いはない

一般の飲料水も長期保存水も水の品質はどちらも同じです。防腐剤や添加物も入っていません。

違うのはペットボトルの本体やキャップの厚さ、殺菌や製造手順、運送時の段ボールの厚さなどです。

長期保存水はペットボトルやキャップが分厚い分、全体の重量は一般飲料水よりも重いです。

こまめに防災リュックの中身を確認する場合は、一般の飲料水でも問題なさそうですね。

まとめ

いかがでしたか?

今回は防災リュックの中身や準備の仕方についてまとめました。

用意できていなかった防災グッズもあったので、しっかり準備します!

備えあれば災害時も落ち着いて行動ができます。様々なケースを想定して準備しましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

建築設計事務所に4年以上勤務し、培った知識や経験を実体験に基づき分かりやすく発信していきます。「楽しく安全な暮らしがしたい」「建築士の資格を取得したい」そんな想いを持つ人たちの助けになれるよう、ブログを運営しています。【保有資格:一級建築士】

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