独学で一級建築士学科試験を一発合格した実際のスケジュールと総時間

「一級建築士の学科試験ってどのくらいの勉強時間が必要?」
「独学でも突破可能なの?」
「効率的な勉強方法が知りたい!」

今回は、そのような声にお答えします。

建築資格の中で最もグレードの高い一級建築士
建築に関わる仕事をするのであれば誰もが取りたい資格ですよね。

他の建築資格に比べて難易度が高い分、計画的に学習し実力をつけていく必要があります。

そこで今回は、実際に独学で一級建築士の学科を突破したスケジュールと総時間をご紹介します。

目次

実際の学習スケジュールと総時間

一級建築士の学科試験を突破するのに必要な時間は一般的に700時間以上と言われています。

700時間以上を確保した、実際の学習スケジュールと総時間を平日と休日に分けてまとめます。

平日の空き時間を利用してコツコツ続けていくことが大事ですね。

平日

8時30分~9時(30分間)通勤電車内で市販の参考書を読む、もしくはアプリを使って過去問を解く
9時~20時お仕事
20時~20時30分(30分間)会社帰りの電車内で市販の参考書を読む、もしくはアプリを使って問題を解く
20時30分~22時夕食、お風呂、休憩
22時~24時(2時間)電車の中で理解した内容や解いた問題を復習

おすすめ参考書とアプリは次の「実際の勉強方法、科目について」で紹介しています。

合計3時間
その日のうちに理解できなかった問題が無いようにすることが大事です!

休日

10時~12時(2時間)電車の中で理解した内容や解いた問題を復習
12時~14時お昼、休憩
14時~16時(2時間)計算問題や法規の問題演習
17時半~18時(30分間)自習スペースへ移動(電車移動中はアプリ、もしくは参考書)
18時~21時(3時間)計算問題や法規の問題演習、その他復習
21時~21時30分(30分間)自宅へ移動(電車移動中はアプリ、もしくは参考書)
21時30分~23時夕食、お風呂、休憩
23時~24時(1時間)電車の中で理解した内容や解いた問題を復習

合計9時間
平日と比較してまとまった時間が取れるので、演習問題にも多く取り組みましょう!

このスケジュールを5~6か月継続すると700時間以上になりますね。

実際の勉強方法、科目について

実際の試験科目は「計画」「環境・設備」「法規」「構造」「施工」の5科目です。
「法規」以外と「法規」に分けて勉強方法をまとめていきます。

実際のスケジュールでご紹介したように、実際に行ったのは①アプリ、②参考書、③問題演習、④復習の4つのみです。インプットとアウトプットを交互に繰り返すようにしましょう。

復習って何をすれば良いの?という声にもお答えします!

「法規」以外の科目

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過去19年分の過去問が収録された学科試験対策アプリ

「法規」以外の科目は総合資格学院さんの『ポイント整理と確認問題』からスタートしました。

この参考書を読むことで、幅広い試験範囲の中で重要で暗記すべきポイントが分かるようになりました。

過去問の中でもさらに出題されやすい部分がギュッと凝縮されているのでゼロからスタートする方にはとても易しい一冊だと感じます。1カ月程かけて1回目を読み終え、もう1カ月かけてさらに2回ほど読み込み、内容を暗記します。

その後は過去問のスマホアプリ(こちらも総合資格学院さんのもの)を利用して、学習しました。
参考書のときと同様に、問題を解き解説を理解し、復習するという流れで問題ありません。

学科試験直前までこのアプリをひたすら解き続け、3回目以上繰り返した結果、問題の正答率は90%ほどでした。

「法規」

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初めは過去問題に取り組むことと、合わせて建築基準法の本文を一読することからスタートしました。

具体的な進め方は「過去問を解く→回答を見ながら法令集の該当するページを読む→納得したら次へ」の繰り返しです。

始めは1問進めるごとに数十分と時間がかかりますが、「法規」の勉強は根気強く行っていくようにしましょう。

法令集の内容を理解して何が、どこに書かれているのかを暗記するのが大事です!

復習は何をするべきか

おすすめはノートに勉強した情報を書き出して整理するということです。

勉強をしているとAとBの内容が混同することが良くあります。
例えば「右」という漢字と「左」という漢字の一画目はどちらかという具合ですね。

混同しがちな内容をしっかり区別することが点数アップにもつながります。

「ノートに書き出した内容=絶対に暗記するべき内容」という意識が大事です。

実際に勉強した時間帯について

一日の学習計画を立てたときに、いざ勉強しようとすると何から始めようか考えることはありませんか?

少しでも無駄な時間を省いて効率的に勉強したいですよね。

勉強する時間帯と内容についてどのような意識をもって取り組んでいたか、ちょっとした工夫をまとめます

時間帯勉強内容理由・対策
インプット(復習)記憶が定着するのは睡眠中と言われているため
午前中アウトプット(復習・問題演習)前日の夜にインプットしたことをアウトプット
実際の試験も午前中スタートなので慣れておく
昼~夕方時間を測って問題演習少し眠たくなる時間
勉強に緊張感を持たせて眠くならないようにする

1日の学習計画が立てやすくなりました。

ラストスパートに意識したこと、勉強したこと

同じ問題を何度も繰り返し解いていると、すぐに回答できる問題と少し悩む問題が出てくるようになります。

試験2週間前からは、少し悩む問題に重点を置いて復習するようにしましょう。

また、読み落としや勘違いなどの些細なミスをなくす意識をもって勉強することが大事です。

一級建築士学科試験は1点の差で合否が分かれる試験です。
改めて、気を抜かずに勉強を継続することが大事です。

ラストスパートは少し悩む問題の復習、些細なミスをなくす意識をもって勉強を継続する。

くれぐれも勉強時間をいつも以上に増やして体調を崩さないようにしましょう。

試験当日

当日は試験開始の3時間前には起床し朝食を食べるようにしましょう。(前日は早めに寝るようにしましょう。)
これは、頭が働くのに3時間必要だと一般的に言われているためです。

そして、会場には30分以上前に到着し、会場の雰囲気に慣れておくことはとても重要です。
余裕をもって到着しておくことで、余計な不安がなくなり試験に集中できます。

3時間前に起き、早めに会場に到着しておく。
いつもと違うことはせずに余計なことは考えない!

最後に試験当日に必要なものをまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。

  1. 受験票
  2. 時計
  3. 筆記用具(鉛筆、シャープペン、消しゴム、鉛筆削り)
  4. 法令集・参考書
  5. 現金・携帯・身分証明書
  6. 軽食(お昼・間食・飲み物)
  7. 防寒着・ひざ掛け(空調が効きすぎた場合に便利)
  8. ハンカチ・ティッシュ
  9. 折りたたみ傘・雨具
  10. マスク(受験会場や他の人のにおいが気になる場合に便利)
  11. 常備薬
  12. コンタクトの人は眼鏡(コンタクトが外れた時用)
  13. 折りたたみ傘・雨具

まとめ

いかがでしたか?

今回は独学で一級建築士学科試験を一発合格した実際のスケジュールと総時間をまとめました。

具体的に勉強する内容と総時間を知ることが出来ました。

筆者の経験からも、一級建築士学科試験は独学でも突破可能なので、ぜひ参考にしてみてください。

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